2010年7月1日(木)ANA-LA-ANA

朝食は、控え目に「ドーナツ」1個とホットコーヒー。(今日はお昼ちゃんと食べるからね)
 
8:30、ホテルをチェックアウトし、前夜頼んでおいた「送迎サービス(無料)」でアムトラックのアナハイム駅まで送ってもらう。

お世話になったフロントの「アンドリュー」さんに、最後の挨拶をしたいも、この日はシフトに入っておらず、残念。
その代わり、バンを運転してくれたのは、前回同様中国系の男性。「どこ行くの?サンディエゴ?」と車内で全く同じ質問が。 
やはりLAよりサンディエゴの方が、観光イメージ強いのだろうか? 
 
歩けば5分くらいのところ、バンはさすがにあの暗いガード下には向かわず、カテラ・アベニューを大回りして、これも5分くらいで到着。
やはり荷物が重いと助かる。 
チップを渡し、「さよなら」をする。 
 
なぜLAに移動するのか?当初予定では、前回同様最終日は「グリフィス天文台の夜景ツアーをリクエストしていた。
その為にLAに宿を採った。しかし、「夜景ツアー」は人数不足で今回も催行せず。急きょまたAngels観戦に。
しかし、ホテルはそのままなので、、一旦荷物を移動して、ここから再びアナハイムへの移動となったのである。 
 
昨日同様M-rink8:50発でLA ユニオン駅に向かう。

今回は、一緒に乗ったスタッフから乗車券の提示を受ける。今回が初めてだ。 
中には、やはり切符を買っていない「不届き物」もいたが、捕まったり、罰金を取られるわけではなく、その場で運賃を払っていた。 
(7/1からM-rinkはANA-LAが7.75$→8.25$、メトロが1.25$→1,5$に値上げ) 
 
LAに着いて即座にメトロ・ゴールドラインでリトル東京へ。
 
本当に楽になったもんだ。電車ならわずか3分だが、歩いたら20分。 
重い荷物があると、なおさら助かる。10時過ぎ、ミヤコホテルに到着。 
 
こちらでは、これも前回お世話になったフロントのNさんと再会。 
Nさんは日本人女性で、前回ここ、ミヤコホテルからAmtrakでアナハイム方面へ行く宿泊客の問合せが激増しており、私がいろいろアドバイスをさせて頂き、帰国してからも 
いろいろ「参考資料」をメール等で送らせて頂いた次第である。 
そのせいか、部屋に入ったら何だかとっても良い部屋だった。「グレードアップ」して頂いたのかな?たまたまか? 
 
すぐに同じL東京にあるチケット販売会社「A社」で予約していた「Stub Hub」の電子チケットを受け取りに行く。そしてそのままLAの「ミニ・コミュニティバス」ともいうべき、Dash-A(25c)にて「ボナベンチャーホテル」内のEツアー社へ。 
 
表敬訪問とこの日の夜の球場→ホテルの帰りのシャトルを申し込む。(帰りのみ40$、往復70$) 
今回は「節約旅行」なので、帰りもAmtrakで帰ろうと思ったが、どうしても「最終22:18」が引っ掛かる。ゲームセットまで安心して観戦したい。 
 
スタッフのN女史、K女史と談笑しているうちに、新婚カップルが、オフィスを訪れ、どうやら本日のAngelsのゲーム観戦を検討しているようだ。 
N女史に促されて同席し、Angelsほか野球観戦について、相談を受けた。 
 
チケットは内野席1塁側後方の席を確保した。しかしながらE社の「送迎ツアー」は、LAを17:00頃出発。球場到着が18:30と試合開始間近とあって、野球経験者のダンナさんにとっては、 
やや物足りないようだ。そこで、私が連れてって鉄道で行く案も出た。 
しかし、彼らはこの日、成田から着いたばかり。さすがに疲れているようで、とりあえずホテルで「昼寝」して、「送迎シャトル」に乗っかる事になった。 
「帰りは一緒で・・・」と約束して彼らはオフィスを退出。私もL東京にUターンした。 
 
ジャパニーズビレッジにある、「日本食系レストラン」で、「チャオ・メン(醤油焼きそば)」をテイクアウト、お馴染み「NIJIYAマーケット」でまた寿司、日本茶など購入。 
昼食後ウトウトしているうちに、もうアナハイムに向かう時間だ。 
 
今回は「最後の目的」、松井選手のサインを求めに、何としても「開門時間」に到着をねらう。 
とはいいつつ、乗車するのはいつもの15:50発、M-rink Irvine行きだ。 
今日は2日前より確実に気温が高く、観客の出足もまずまず。 
プロモーションとして、過去2回のアナハイムでのオールスターゲームのロゴ入りのTシャツが配られる。この「お土産」が欲しい時は平日のゲームに限る。 
(ちなみに金曜は花火、土曜は子供対象のみ、日曜は「ファミリーサンデー」と英語理解力無しの私にはよくわからないが、どっちみちプレゼントはもらえない。
4月第2戦では、「ギネスブックに挑戦!」として、「松井ネーム入りブランケット」が配られた) 
 
3塁側ダグアウトエリアに向かったが、先日より観客多くやや緊張する。 
果たして予定どおり、うまくサインがもらえるだろうか? 
先ずは111secのダグアウトの出入り口あたりに陣取り、バッティング練習を見守る。 
するとしばらくして松井、ハンターらはバットをグラブに換えて、守備練習につく。 
 
隣では白人のオバサンが、「カードアルバム」を手に、スタンバっていた。しかし、急に私に向かって「フエルトペン(マジック) 持ってない?」と聞いてきた。 
「あるよ!」と言いつつすんなり渡してやったら、「どの選手のサインが欲しいの?」と尋ねられたので、すかさず「Hideki Matsui」と答えると、やおら、持参したアルバムの中から、 
 
ヤンキース時代のカードを取り出し、私にくれた。 
彼女は持っていたマジックのインクが切れたので、欲しかったようだ。 
そして何人かのプレーヤーのサインが欲しいとして、該当選手のカードを出し始めた。 
その選手の多くは、かつて「選手駐車場」で入り待ちした時にもらった経験があるので、 
持っていたメモ用紙に、球場の外観を書き、「選手駐車場」の位置を書きこみ、身振り手振りで、「2~4時、ここで待っていると、選手が車を停め、サインしてくれるケースがあるよ」と説明した。

彼女は、この「入り待ち」についての情報は全く知らなかったらしく、目を丸くして、熱心に聴き耳をたてた。余程「耳より情報」だったのか、感激して、「あなたの英語はすばらしい!」とすごいお世辞を言って褒めてくれた。 
 
さらに「私は日本語はアリガトウ、サヨナラ・・・あとサトリしか知らないの。サトリはスピリチュァルに興味があって・・・」と話してくれた。
DANA(デーナ)さんとおっしゃるので、サトリを「悟り」、DANAを「デーナ」と日本語で書いてあげたら凄い喜んでいた。 
日米ファン同志の心温まる交流か・・・。 
しかし、アメリカ人といえど、ホントに日本にいる「おばちゃんキャラ」の人です。 
 そんなことしているうちに、エンゼルスの選手の練習が全て終了した。 
どっとベンチに向かって引き上げる選手たち。そこへ「待ってました!」松井選手が。 
 
しかし、待ちうけていた場所より、やや左側の「ダイヤモンドフィールドボックス」で待っていた日本人女性のもとに歩み寄り、サインを始めた。
そこへ私をはじめ殺到するファン、約10人程度。こういう時心配するのは、選手が一部のファンしかサインしない場合があり、そうなると、この1歩の出遅れが致命傷となることも良くある。 
しかし、幸い本日駆け付けたファンは半数の日本人含め、比較的おとなしい人ばかりだった。 
従って比較的彼の正面に立つ事が出来、思っていたより早くサインをもらえた。「良し!」である。 
 
前回は「入り待ち」で声を掛けたが、「ここではサイン出来ないんですよ~」とご丁寧にお断りされた。滅多に会話出来る事も無いので、それはそれで嬉しかったのだが、 
やはりこうして本人から直接もらうと感激もひとしおだ。 
ボールは予算をけちってしまい、「MLB公式球」ではなかったが、スイートスポットに書いてくれたので、満足である。(別に転売する訳ではないのだから) 
 
松井選手もきちんと「この人には(サイン)した、してない」と確認しながら対応していたが、それでも「スルー」されてしまったファンもいた。
新婚さんのようだが、サインより先にデジカメで撮影してから、ボールを差し出していた。しかし、結局貰えずに終わってしまった。 
日本人はこういう時も大人しく、紳士的だ。しかし、単一民族であるがゆえの「油断」みたいなものが出てしまったような気がする。ここまできて貰えないのもつらいだろう。 
とにかく貰えてよかった・・・と思ったらDANAさんもスルーされた。「お気の毒」です。 
DANAさんと別れて、チームショップを巡る。やはり1階正面近くのメインストアは、品揃えも多いが、松井選手のユニフォームやTシャツのL・Mサイズは早々に 
売り切れてしまっている。(いつも「マツイ」とカタカナで書かれたシャツは残っている) 
 
しかし、1階中段(ちょっと表現が難しいが)にある、もう一つのショップは、やや場所が難解なこともあり、日本人客の利用は少ないので、比較的在庫が残っている。 
ただ、どれを見ても「赤・赤・赤」だ。日本人が日本で着用はきつい。 
かと言って、「ラリーモンキー」はあまり浸透していないので、いい「ゲン担ぎ」のマスコットになるはずだが、やはりこれを土産に買っていくのも躊躇してしまう。 
恐らく日本人観光客も「シアトル」や「NY」に比べて困惑しているだろう。 
私は、「松井サインゲット」のご祝儀として、ピンクのミニ・モンキーを二つ、E社のN女史、K女史に購入した。 
 
試合開始前に「Angel Dog(普通サイズのホットドッグ)4.5$」を購入、座席に着く。 
やっぱり、ここの場所がいいなあ。ネットなくてすっきり。また、忘れてはいけないのが、座席がグランドとほぼフラットなのが見やすい。日本はやや「腰高」で、これも ネットとともに、大きな隔たりを感じるのだ。 
 
さて、「西地区首位攻防戦」も1勝1敗。なんとしても勝ち越して少しでもゲーム差を縮めたい。 
今夜の先発は若きエース、Jウィーバーだ。 
そして、サインはもらったからいいものの、松井選手もここで「意地」を見せて欲しいものだ。 
3塁側113sec 前から5列目。ネットもなく、申し分ない席。 
ただ、ひとつ心配な点があった。 

最近、松井選手は、左投手との相性悪く、本日の相手はサウスポー。 
「ひょっとして、スタメン落ち?」・・・こういう時の「スタメン発表」はエラく緊張する。 
ちなみに前日まで松井選手は5番。 
「5th、ファースト、44番、マイク・ナポリ!」・・・「えっ? ヤバイ!」 
「6th DH 55 ヒデキ・マツイ!」・・・ああ良かった。(脅かすなよ) 

対左なので打順下げられたようだ。(この時レフト、リベラが目を痛めて、欠場していて、駒不足だったので、スタベンは免れ助かった) 
 
「プレイ・ボール!」ウィーバーはさすがにエースの意地、昨日まで好調のテキサス強力打線を封じ込める。松井は今日もダメだが、なんとか中盤まで2-0でリード。 

こんなに緊迫している試合では、あの「ビーチボール遊び」が腹立たしい。 

あれだけはうっとおしいのである。 
また、選手をデジカメに収めようとすると、自分の前に限って座高の高い男が座って邪魔。 
(まあ今やPC画面でトリミング処理できるが) 

 さらにトイレに行くのもめんどくさい!特に通路側に足の悪い「老夫婦」とかいると、ホントに気使っちゃって嫌なのだ。(道を空ける為に立ちあがれないし、そのくせ、食う物は広げちゃってるし・・・)出来れば行きたくないのだが、それでも3時間も我慢出来る体質じゃないし。 
 
これまで、多くの試合を1人で観戦してきたが、まあ旅行自体は1人でいいけど、「アメスポ」の観戦は2名以上がいいね。
近くではしゃいでいる日本人グループが羨ましい。 
112secD列は、「チケット会社」の抑えている席で、多くの日本人が利用する。従って他人でも観戦時には、「意気投合」する事も多く、楽しく観戦できる。 
4月の観戦がそうだった。左には「入り待ち」で知り合った新婚夫妻が。右には現地在住の日本人女性がいて「和気あいあい」で観戦した。しかし、困ったこともある。 
MLBの球場では、イニングの合間に「Kiss Come!」というコーナーあり、ビジョンに写し出された夫婦、カップルが瞬間キスをする(しなければならぬ)というアメリカらしい企画があるのだが。隣の新婚さんはともかく、自分と彼女が抜かれたらどうするんだろう?なんていらん心配した。 
(赤の他人や兄弟が、「違う違う」とサインを送るが、それでもこ奴らは認めない・・・まごまごしたり、シカトすると、「ブーイング」までしちゃう始末だ! 
まあ、その辺の「国民性」を知ってか、カメラマンも「アジア人」はあまり抜かないけどね。 
 
だいぶ話が逸れましたが、試合は終盤、「お騒がせリリーフ陣」の登場です。 
もうロドニー、冷や冷や。7月でもTシャツ1枚では寒いのは、この人のせい? 
詳細省くが、1点に留まったのは奇跡・・・。 
 
また、松井も6番に下がると、確実に打席が減りますね。貧打も手伝って、この日は3打席どまりだ。9回クローザーのフエンテスが、またスカタンして同点または、逆転されたら、 
その裏松井からなのだが、フエンテス、危なげなくセーブ。2対1.エンゼルス2勝1敗で勝ち越し。 
「ここで同点になって松井に廻らんかなあ・・・」近くで日本人の声が聞こえた。松井ファンならごもっともだ。ただ、あれだけ「危なっかしい」と評判のフエンテスも実は当方過去4試合 
観戦して、失点0と完璧なのだ。 
それに比べて球団史上もっとも人気のあった、トロイ・パーシバルは、7試合観戦中、4試合もぶち壊している。やはり相性はあるものだ。 
 
これで観戦全て終了。今夜は「シャトル」で送ってもらうので、急いで(トイレも我慢し) 
出口へと向かう。しかし、指定されたはずの黄色い消火栓には誰もいない・・・。 
確か7人くらい参加すると聞いていたので、明らかにおかしい。 
5分10分と時間が経つが、誰も集まってくる気配が無いのだ。 
時刻は22:20を過ぎ、もはやAmtrakの最終列車も出てしまっている。 
「これはこちらの知らぬ間に集合場所が変更になったか?」いよいよどこか他を探そうと決断した途端、昼間オフィスで紹介されたドライバーさんがやってきた。 
 
どうやら、行きの担当ドライバーが、別の場所を指定したらしい。帰りは私だけで、私だけ「おバカさん」状態。詳細知らぬ他の参加者のどことなく冷たい視線・・・・。 
お世話になりっぱなしのEツアーさんだが、さすがにこういうのは止めてもらいたい。 
会社でよくある、「上層部と現場」の意思疎通がうまくいってない例だ。 
帰りのドライバーさんは、本部から「テッド(さん)は前の消火栓で待ってるから迎えに行くように」と指示されたようだが、少しでも「心配させた・・」はやっぱ駄目でしょうね。 
 
帰りは客6人。1名参加の私は、引け目もあって助手席に・・・。1人沈痛ムード。 
LA近くに来て、やっと空気が和んだ時間に「松井サインゲット」の報告。 
すると、皆が、「見せて、見せて、写真撮らせて・・・」。大人気。 
おまけに昼間の新婚さんの奥さん、「私らも早く行ったらサインもらえたかなあ・・・・」 
すみません・・・そちらのチケット(1塁側)では、立ち入り不可ですので・・・・。 
こんな会話の中、バンは速やかにホテルに到着。明らかに「列車利用」より早い。 
 
前出のYさん報告だと、帰りのAmtrakは空いていて(野球観戦からこれで帰る人はほとんどいないらしい)、メトロの安全も問題ないそうだが、やはりホテルの玄関まで 
着けてくれるのは、これ以上の「安心」はない。 
 
ドライバーさんにチップを渡し、「ラリーモンキー」を託した。 
向かいの「ファミマ」で、大好きな「チェリーデニッシュ」と誘眠サプリ「メラトニン」を購入。 
(ここのオヤジはやたら「バイアグラ」を勧めてくる)11時過ぎなのに、近所の居酒屋は大にぎわい。 
ここはやはり日本だ。 
部屋で今回3パック目の寿司を食べ、寝る。そばに置いてある松井のサインボールに 
実感が込み上げてくる。(ニコニコいやらしい顔してんだろうなあ) 

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