2006年MLB観戦旅行 アナハイム編

中野 アナハイム

エンゼルス チケット開催日:2006年8月24日 
対戦カード:ロサンゼルス・エンゼルス対ボストン・レッドソックス
結果:1対2 レッドソックスの勝ち
場所:アナハイム エンゼルスタジアム
観衆:4万4109人
試合時間:2時間58分
観戦した席:SEC:212 ROW:K(1階席テラスボックスMVP3塁側)


2006年8月24日夕方の成田空港。
直前にロンドンでテロ未遂が発生した影響もあり警備は厳重になっていた中の出発ということで、機内への持ち込み制限が特に厳しい。
そのため、空港での買い物も今回はパスせざる得ない状況である。

成田からロサンゼルスは、約10時間。
過去2回は東海岸なので、10時間でもまだ近く感じるのが不思議なところだが、機内でビールなど
のんで、うとうとしているとロサンゼルス空港(LAX)に到着した。


入国審査で少し時間が掛かり、荷物の受け取りなどしていると、軽く1時間は経ってしまった。
いくら英語がしゃべれないといっても3回目の渡米では、さすがに入国審査ぐらいは慣れてきた。
それにしても指紋の採取やらややこしいことは多い。

今回は、事前にいろいろ考えた結果、ロサンゼルス空港(LAX)からアナハイムは、レンタカーが一番便利だろうというこで、
ロサンゼルスの交通手段はレンタカーを選択することにした。思っていたイメージでは、すぐレンタカーを借りて、ホテルへチェックインという展開だったが
なかなか予約したレンタカーの受付カウンターが見つからない。
受付カウンターが空港の外にあり、バスで行かなければならないとを知ったのは、探し始めてから20分後のことだった。
それこそ、英語が話せれば何でもないことだが、スタートからちょっとしたトラブルだった。

レンタカーを借り、少し運転すると、ロサンゼルスで宿泊するホテル(ハワードジョンソン)についた。
実は、ロサンゼルスには知人が滞在しており、せっかくなら、ということで今日会うことになっていた。
休憩をする暇もなく、すぐ知人と会う約束の時間が迫っていたので、そのまま外出。
レンタカーのどたばたで、なんだかんだで昼を越えている。
その知人に会うと、昼食へ。アメリカの第一食は、ハンバーガーになった。
なかなか日本ではお目にかかれないような大きなハンバーガーにフライドポテトの山盛りと、まさに典型的なアメリカの食事で、腹を満たした。
話をしていると、彼も大のエンゼルスファンだというので、それでは、一緒に野球でも、とこの後ナイターで行われるエンゼルス対レッドソックスの試合を見に行くことになった。

ロサンゼルスを車で運転するのは、初めてなのでまず驚いたのは、渋滞の激しさである。夕方の4時での渋滞は首都高よりひどい。

ノロノロとフリーウェイ(高速道路)を行く。通常では40分ぐらいでアナハイムらしいのだが、かなり時間が掛かった。結局、スタジアムの駐車場についたのは、午後6時と試合開始の1時間前だった。
エンゼルスタジアム・オブ・アナハイム。
アメリカンリーグの西地区に所属するアナハイム・エンゼルスの本拠地。
同じ地区にイチローの所属するマリナーズがいることや、WBCの決勝リーグが行われた球場なのでTVでは見ていたが、やはり本物のスタジアムはまた違う。

まず、驚くのは、球場の入口にある巨大な2つのヘルメット。また、スタジアムの看板を支えるのは、3本のバット、根元には、ボールがある。なんとも細やかで、すばらしい演出に、試合を見る前にもう心が高ぶる。

実は、事前にチケットを購入しないで、球場に来ていたのだ。

前日までソールドアウトで購入できなかったということもあるが、当日券で何とかなるだろう、と思ったのだ。
一抹の不安を旨にチケット窓口へ行ってみる。するとかなりランクのいい席が売っているのに、驚いた。
結局、自分の買った席は、テラスMVP(1階席の後方内野寄り)で45ドル。当日券ということで、前売りよりも10ドル高かったが、まあ、このレベルの席ならよし、という感じだ。
席は、セクション:212 列:Kの3塁側エンゼルスダグアウト上の1階席の一番後のエリア。少しグランドからは遠いが左バッターを正面から見れるような席である。

まだプレーボールまでに少し時間があったので、球場内を散策してみた。小腹が減っていたので、売店で、お決まりのホットドッグ(値段は3.50ドル、約400円)とビール(6.50ドル、約700円)を買い、飲み食いしながら、1階席から3階席を歩いてみた。


1階席は、バックネット裏以外は全くネットがなく、外野に行くほどファールゾーンが狭くなり、それこそ選手に手が届きそう!という感じで迫力は満点。

3階席の方に行くと、球場全体が見渡せる。ゆったりと試合を見るには3階席の前のエリア、ロウアービューボックスもいいかな、と感じた。3階席からは球場の外も見渡せ、駐車場のヘッドランプがなんともきれい。試合も夜景も楽しめそうな席である。
この球場の一番の特徴は、センターにある岩と滝のモニュメント。これは、エンゼルスタジアム独特のものらしい。ちょうど日本でいうバックスクリーンのあたりにドーンとあるのがいかにもアメリカらしい感じを受けた。


いよいよプレーボール。ただ、球場内は、1回、2回はそんなに埋まらない。本当にソールドアウトの試合なんだろうか・・・と思い、試合に集中していると、気づけば、3階席まで満杯。出足が遅い、ロサンゼルスのファンたちであった。
試合は投手戦で進んでいく。終盤になり、1点を争うゲーム展開の中、ふっとオーロラビジョンに目を向けるとサルがぴょんぴょん跳ねている。そのシーンで球場内は大歓声が上がる。

このサルはエンゼルスのシンボル、ラリーモンキー。

これだけでも十分楽しめる。
結局試合は、1-2でホームのエンゼルの負けでファンはがっかりして帰宅。
それにしても、いろいろな細かな演出や球場内の設備に、まさに「ボールパーク」という言葉がぴったりくるような感想だった。
アナハイムにはアナハイムの球場のスタイルがあり、その個性がまさに面白い。
長旅の疲れを忘れるぐらい楽しめた。

Name:M.Nakano

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