7月13日 ドジャース対エンゼルス
さて、本日が最後の観戦日。
それより友人が早朝からLAのユニオン駅で家族と合流し、今度はSFに向かうので、早朝1足先にホテルを出発。彼らは日曜日に帰国する。
私はゆっくりこのホテルの「朝食バイキング」を楽しむ。「楽しむ」とはいえ、もう10年近く(いや、それ以上かな?)メニューは変わっていない。
シェフ(この人もずっと変わっていない)が更にスクランブルエッグ、ベーコンかソーセージ(日替わり)ハッシュドポテトを盛り付けてくれる。
他はミルク、コーヒー、ジュースやパン、マフィン、しりあるなど食べ放題。
リクエストすればパンケーキなどもその場で焼いてくれます。
朝9:30このホテルに別れを告げ、お土産で重くなったバッグを担ぎながら、アナハイム駅に向かう。
以前は駅がもう少し西側でエントランスもホテルの反対側にあったので、荷物が重い時は、ホテルのバンで送ってもらった。今はより近くになり歩いても大したことはない。
10時頃のLA行きアムトラックへ乗車する。
その時昨日お会いした日本人の男性に再会。やはり同じ便で移動するようだ。
アナハイムでのマリナーズ戦は昨夜にて終了。今日からエンゼルスは舞台をLAに移した「フリーウェイシリーズ」をドジャースタジアムで行う。この為、アムトラック(又はメトロリンク)を使ってLAに移動する大谷追っかけ日本人観光客も少なくないはずだ。
約40分でユニオン駅到着。そのまま違うホームに発着する「メトロ ゴールドライン」に乗り換える。
Gラインは比較的新しい路線で、殆ど地上を走るので「路面電車」みたいな感じである。車両や車内もキレイだ。
ここから向かう「リトル東京」駅はたった1駅約3分。難なく到着。
進行方向より右手を見ると、櫓が見え、そこがリトル東京のシンボルタワーとなっている。
その後ろに本日宿泊する「ミヤコホテル」がある。
ここはもう「知る人ぞ知る」LAを訪れる日本人観光客にはお馴染みのホテルだ。
このホテルを使わない人でもLAのパックツアーのパンフレットやHPで宿泊ホテルに良く掲載されているからだ。・
勿論LAに来たならば、よりUSAらしくハリウッドやサンタモニカに滞在するのも良いだろう。
けれどもやはり「安心と安全」は大事だ。特に私は昔大陸を横断しながら観戦旅行をしたときにここを出発または最終日にして、しばし日本気分を味わったものだ。
アメリカ東海岸のニュージャージー在住の若い日本人夫婦が「ホームシック」にかかり、リフレシュの為にここに来た話も聞いた事がある。
私は97年、野茂投手がドジャースで活躍していた頃、初めて利用した。
当時は本当に日本人観光客が多く毎日賑わっていた。
昼前だったが、すんなりチェックイン出来た。ここはスタッフも日本人が多いのだが、対応してくれた黒人のアメリカ人?は日本語がとても流暢だした。
早速「買い出しに裏の「日本村」に行きます。
かつてこの櫓の傍に日本食のレストラン兼持ち帰り弁当を営む店があったが、今はあのおばあちゃんも引退されたのか、テイクアウトは無くなったようで、レストランオンリーになってしまった。残念。
よってその後方に昔からある日系マーケットでお弁当やお茶、夜食を購入、また、その向かいの「ヤマザキパン」で朝食を買った。
昔からあまり変わらないようにも思えるが、世代交代などの波でなじみのお土産屋は様変わりしたり、店主の顔ぶれも変化している。
この日本村より1ブロック横にある「ウェラコート」も、かつて野茂フィーバーの時は、朝、ユニバーサル、ディズニー方面へ向かうOPツアーのバスがここで発着し、大変なにぎわいであった。やはりここも野茂の移籍と9.11テロ、各種テーマパークが
日本に出来てしまった事などなど、日本の不況のみならず様々な要因で衰退しているようだ。今、日本人町といえば「トーランス」に移っているそうだが、「観光地」では無いので、私も訪れた事は無い。
大谷選手効果はどのぐらいあるだろうか?(皮肉にもこのウェラコートにある「ダブルツリーホテル」は以前は「ホテルニューオータニ」(笑))
昼食を済ませてからこのLA旅行ではOPツアーや空港送迎などでお世話になっている「Eツアー社」を訪問し、忙しい中しばし歓談させて頂いた。
ホテルに戻った頃には16時で、17時には出発する為、そして明日の帰国への出発も早いので、先に荷造りをある程度済ませてホテルを出た。
ここから先程のGラインで再びユニオン駅に向かい、降りたら広大なコンコースを歩いて、西側のメインエントランスに出てすぐ左の北側方面に進むと、既に行列が出来ていた。
これがドジャースタジアムに向かうシャトルバス「ドジャーエキスプレス」だ。
球場開門前の90分前から観客をピストン輸送している。
バスに乗る事約15分。ちょうどスタジアムのセンター後方付近で降りる。
「チケット持参」なら無料らしいが、そのような「検札」を行う気配は無いが、本当だったら、当日券はいくらか(2~3ドル?)損しそうだ。
センター側から入場するとそこで「和太鼓の演奏が。本日は「ジャパンデー」だが、まあ正直「だからどうした」という感想。
オールドファンにとって嬉しい野茂や黒田が来場では無し(かつてはそんな年もあった)、マエケンと大谷のトークショーがある訳でもない。
(もっとも入場が遅かったのでそんなコーナーがあったのかもしれんが)。
そんあ事より今日「チープトラベル」さんお勧めの「ベースラインシート」という座席を探す。
係員に案内される時、そこは鎖で仕切られ、このチケットを持たない客は入場不可みたいだ。
このHPでは詳細が説明されているが、このテ-ブル付きのシートはなかなかであった。
基本、観戦時には、何か知らのバッグを持参したり、食事をするが、通常の座席ではせいぜい「ドリンクホルダー」があり、食事などは膝上に置くか、シートの下に置かざるを得ない。
しかし、テーブルがある事により、それらは全て解決される。試合が退屈ならば、肘ついて寝れば良い(笑)。
さらにスタンド後方には専用の「クラブハウス」があり、ソフトドリンクは勿論、「ドジャードッグ」をメインとした軽食が摂れるのだ(勿論スタンドへの持ち込み可)。
この座席から「買い出し」に行くのが面倒ならば、有料だが「デリバリースタッフ」も常駐している。
2008年と10年ぶりに訪れたこのスタジアムは最前列近辺のVIP席(かつては半地下にあった)や早めにホットドッグなどが購入出来る店(エキスプレス)、そしてわざわざ座席に戻らなくても
飲食可能なスペースなど、MLBでは史上3位の古いスタジアムながら(4位はエンゼルスタジアム)日々お客さんの立場に立った進化を遂げている。もっとも「ドジャースタジアム名物」ナンシーさんのオルガンが聞こえない・・・。
さすがに彼女もベテランで引退されたか・・?実況のビン・スカリーさんも引退しちゃったし。
ドジャースといえば、「オマリー一家」の頃はフェンスに殆ど広告もなく、前出のナンシーサンのオルガン演奏でなんか牧歌的な雰囲気に癒されたのだが・・・。
(ナンシーさん、いらっしゃったとしても他の効果音演出で出番減ったかな?)
しかしこのエリアからスタジアムの内野席を見上げると、やっぱり「デカイ」なあ・・・。
アナハイムよりさらに1階層大きい。MLBもかつてはNFL(フットボール)との兼用球場が多く、収容人員6万人のスタジアムもザラだったが(アナハイムも約20年間そうだった)、今や「野球専用球場」が殆どで、それに合わせて大体4万人のスタジアムが多い。
このドジャースタジアムが山をくり抜いて作った形状だけに下から見るとなんだか「アリ地獄」にハマったような感じ。反対に上から覗くとそれはそれは「恐怖」だ・・・。
(ちなみに今夜の観衆は53000人、アナハイムが満員としてもさらに8000人以上多いのが凄い)
ここドジャースに来てしまうとエンゼルスのファンはグッと少なくなる。その多くは大谷目当ての日本人。
聞くところによると、昨夜の欠場で今夜ここに変更した人やグリフィス天文台付近で発生した「山火事」により、「夜景ツアー」も中止され、やはりドジャース観戦に切り替えた人も。
当方も実は、この日の予定を直前まで決めかねていた。
大谷はどうせ「代打」しか出ないだろうし、2015年に訪れた「夜景」も珍しくモヤっていて、視界不良だったので、リベンジとして参加しようとも考えた。
しかし、やはり少しでも大谷の打席を観たい、また、トラウトなど右打者の姿を正面から撮影したい。
さらにアワエイであるために、「打撃練習」や「サインゲット」のチャンスもある。
そんな思いから結局ドジャースタジアムへ行く事を決めたのである。
シャトルバスの到着が思ったより遅く、ラウンジへ行ったりしていたので、残念ながら練習は終わっていた。しかし、試合開始直前になり、アナハイムと同じように数選手が
それこそ1塁側のベースライン近くでストレッチを始めた。そこにはあのトラウト、キンズラー、カルフーンがいた。カルフーンはサインせず引き上げ、キンズラーはサインし始めたが不覚にもテーブルにペンを置き忘れていた。そして最後にトラウト。
ただ、ちょっと拍子抜けしたのが、球場はほぼ満員、スーパースターのトラウトのサインだけにさぞや多くのファンが押し掛けると思いきや、彼がサインをし始めた時は少年ファン中心に10人足らず。
よって、彼から2015年に続き2個目のサインをゲット出来た。恐らくこのシートがなかなか他のエリアから進入出来ないので、集まったファンもさほど多く無かったのではないか。
勿論、こんなオッサンが少年ファンに混じってサインをねだるのはいかがなものかという考えもあるが、一応全ての少年ファンを優先させたつもりです。
自分は背が低いから、後ろから見たら僕も少年に見えたかな(苦笑)。
さて、そのうちに試合開始。場内はあまりエンゼルスへの対抗意識なく寧ろ「格下扱い」みたいだ。
確かに「ロサンゼルス・エンゼルス」とはいえ、所在地は「オレンジ郡アナハイム市」である。
「郊外の田舎町のくせに何ロサンゼルス」を名乗ってんねん!」みたいな感じか。
確かにインターリーグの対戦成績はエンゼルスの方が上だが、そこは名門ドジャース、エンゼルスに比べて歴史や伝統、そしてWSでの優勝回数も多くあり、本当のライバルはSFジャイアンツと言わんばかりだ。
確かにアナハイムでのフリーウェイシリーズ程の「熱さ」「エ軍のド軍に対する意識」は感じられず、ま、ドジャースはいつもの公式戦みたいな感じもした。
特にこのベースラインシートというダイヤモンドより若干離れた場所にいる事が余計にそんな思いを強くしたかもしれない。
また、敵地であるために、当然エンゼルスの攻撃でも冷めた雰囲気があり、それは仕方ないのだが、実は1塁を守るはずのプホルスが故障で離脱。
10日のゲームでの激走や昨夜のマルチ本塁打で張り切りすぎたか・・・。
従ってエンゼルスはプホルス、大谷と主力打者を欠いての対戦である。
当然攻撃は淡泊となり、カルフーンが独り奮起してマルチホームラン。
今回のエンゼルス観戦3試合のうち、プホルス、カルフーンのどちらかと言えば大谷ファンから叩かれまくっている2人の各3本の本塁打を目の当たりにしたのである。
それでも途中まで継投でなんとか2対1で凌いできたものの、7回にベドロシアンが捕まり2対3と逆転される。
ただ、このような展開でしかもこの試合は投手が打席に入るから、「代打」大谷の可能性は充分に出てきた。
そして9回表、先頭打者として待ってました、大谷が代打で登場。
ドジャースと面接までしながら断った経緯があり、結構ブーイングも聞かれた。
この打席が私にとって最後の打席である。悔いのない結果を残して欲しい。
ただ、この座席は1つ難点があった。真っすぐバッターボックスに視線を向けると、なんと左バッターは手前の一塁ベースコーチに被ってしまうのだ。
最前列の左側2席が空いてて、右側には日本人の学生が2人いたので、寄せてもらう。そして何級か見逃しやファウルで粘った挙句、打ったボールは綺麗な弧を描いて
左中間を深々と破った。見事な2塁打だ。しかも苦手と言われるサウスポーからだ。
今回の観戦の中で一番良い当りだ。彼自身2塁ベース上で手を叩いて満足気だった。
ただ、無死2塁という絶好の同点或いは逆転の機会もまずい攻撃で0点。
結局3対2のまま、エンゼルスは敗退。ただ、もし同点に追いついても次の大谷の打席はおそらく延長11回。なんっかグダグダになりそうで、まあ、このぐらいで良いかと思った。
さて、早速また「エキスプレスバス」に乗り遅れまいと急いで階段を上がるが、ファンの多くは逆流している。
そしてあろうことか、みんなグランドに侵入し始めたのである。
それも5万人近くいた観客の多くがどんどん雪崩れ込んでいるのだ。
私は急に気が変わり、同じくグランドに降りていった。
そして、あの「ドジャースタジアム」の芝生の上に足を踏み入れる事が出来たのである!
これはMLB観戦で初めての貴重な経験だ。なんだか試合以上に興奮してきた。
それもそのはず、まず「花火」はエンゼルスタジアムでも毎週土曜日、行われているが、勿論それは観客席から眺めるわけである。
さらによく実施されている「球場巡りのツアー」もダグアウトやベンチ前の土のゾーンは可能だが、その先の芝生に足を踏み入れたり、物などを置いたりすると、厳しく注意される。
なのになのに、ここでは何万?(かどうかは解らんが)の人が毎週金曜日入場出来、メジャーでも一流の球場の芝生を踏んだり触ったり滑ったり寝転んだりして楽しめるわけだ。
なんて太っ腹なんだ。この旅1番のサプライズだ!
ほどなくして花火が始まったが、周囲が上を見上げる中、私は逆に下ばかり見つめていた(笑)。
存分に芝の感触を楽しんだが、帰りのバスが気になったので、途中でバス乗り場へと向かった。花火は球場の外野席後方から打ち上げているので、迫力あるがやかましかった。見るのも聞くのもやはりちょっと距離を置いた方が良いです。
バスはむしろ花火を終えてからスタートするようで、慌てる必要は一切無かったが、それでも早く家路に着こうという人達で、かなりの行列が出来ていた。
やっと乗り込んだが、車内も、そして道路も時間が行きより集中しており我々エンゼルス組は「レッツゴードージャース!!」の大合唱を延々聞かねばならなかった。
アナハイムではもうじき勝てそうな試合を大谷の好走塁でやられ、第3戦は3-3の同点で、大谷に決勝ホームランを打たれている。
この試合も大谷にまたしてもヒットを打たれるも、なんとか勝利しただけに「エンゼルスなんかライバルじゃねえよ・・・」という顔を見せながらも、内心ほっとしたであろう(ちなみにこのシリーズはド軍2勝1敗で今年は3勝3敗のイーブンだった)。
ユニオン駅に到着し、メトロが入線してきたので慌てて乗車し、うっかり反対方向の電車に乗ってしまい、次の「チャイナタウン」で下車。ホームから学校のような建物があり校舎の間に多くの「中国風?提灯」が飾られていたが、それがまたなんとも不気味さを醸し出しており、早く電車が来ぬかと人の少ないホームでイライラしていたが、やっと来た反対向きの電車はユニオン駅に着くと、まだまだ野球帰りのファンが大勢居て、元に戻った感じでした。すぐにリトルトーキョー駅に。
隣で観戦していた男性と再び合流し、一緒にミヤコホテルに向かったが、同様の日本人観光客も複数いた。ホテル向かいの居酒屋では、まだガヤガヤと話声が外に漏れ、それは日本と一切変わらない風景であった。
そして私の観戦は全て終了した。
「敵地観戦」「大谷1打席」と当初あまり乗り気ではなかったこのカード。
しかしながら、「ベースラインシート」の快適さ、トラウト2度目のサイン、大谷2塁打、そして芝生初体験と内容的に申し分なく、一番内容のある観戦となった。
ドジャースはやはり野茂さんが居た頃は良く通い、過去6試合ぐらい観戦したが、近年ほとんどアナハイムに重点を置いたため、だいぶご無沙汰だった。久しぶりのドジャースは新鮮で久しぶりのドジャースは新鮮でこんな経験をしたことで、ちょっと見直した。
また、近年「メトロゴールドライン」開通で、ユニオン駅からリトルトーキョーまで、ちょっと怪しい道を歩かなくてもよくなり(怪しいのと20分ちかくかかってしんどい)、バスを利用する事で実質メトロの往復運賃だけで気軽に行けるようになった。
もし練習時間を見たくて早く球場に行きたければ、行きはタクシーを使ってもそんなに高くない。
帰りも外野席後方からバスが出て、大勢のファンが乗り込むので、余程道草を食わない限り、乗り遅れたりはしないだろう。
この「フリーウェイシリーズ」は毎年必ず両本拠地で2~3試合ずつ行われており、大谷ファンにとっては、勿論ホームでありDHのあるアナハイムで観戦した方が良いだろうが、
どうしてもLAでの試合しか日程上観れない人はここならアナハイムに近いので移動して観れるし、もしかしたら2020年以降には「投手 大谷」の登板がここであるかもしれません。
さらに来年はあのNYヤンキースが久しぶりにやってきます。マーくん対マエケンが、観られるかもしれないし、同じナ・リーグのカブスも遠征してきます。
そこには、復活した?(してるはず)ダルビッシュがいます。
「ダルビッシュとドジャース」、そうあのWSでのKO劇・・・。
今年は彼の故障により、登板はは観れませんでしたがさて、来年はどうでしょう?
そしてLAファンはどんな「出迎え」をするのでしょう???(怖)。
ドジャースは現時点でナ・リーグ西地区の地区優勝を果たし、再びWSへの道を歩み始めました。
例え大谷がリハビリで欠場、あるいは遠征で見られなくとも、ドジャースやスタジアムは一見の価値あり、むしろ今のエンゼルスよりは、まとまった良いチームだと思います。
皆さんもチャンスがあれば、ドジャースにも足を運んでみてはいかがでしょうか。
そして翌14日土曜日、週末の午前中とあって、E社にお願いした送迎サービスで私やダウンタウンエリアからUA便(成田行き)に乗り込む複数の客を乗せた混載車はとてもスムーズに空港に着いた。
ANAやJALなどは「国際線ターミナル」から離陸するので、やはりターミナル内は「免税店」ほか多くのショップがあり、チェックイン後の暇つぶしにはもってこいなのだが、UAは専用ターミナルなので、ショップやカフェが少なく、ここで最後のお土産を期待してはいけないだろう。
帰りの便は勿論行きよりも2時間ほど飛行時間は長いのだが、行きよりもさらにほとんど揺れの無いフライトで、思ったより苦痛を感じずに帰国した。
それは大谷を始め、計画した以上に楽しい経験が出来たからだろう。
帰国後そのまま成田から浜松の自宅に夜遅く帰宅。
相変わらず日本の暑さは不快ではあったが、期間中自宅や家族などは何事もなく、
出発前に起きた「広島・岡山」の豪雨被害なども一休みのようで安心した。
一方、13日からSFへと移動した友人家族は2日ながら、フィッシャーマンズワーフ、金門橋、ベイエリアの遊覧船、ケーブルカー、ランバートストリートなど典型的な市内観光を楽しみ、夜はシーフードやステーキに舌鼓を打ったらしく、その画像はやはり羨ましいものがあった。
そして私より1日遅い16日月曜日、無事関空経由で帰国したようだ。
しかし、「無事」といっても、9月上旬関西を襲った台風で関空は滑走路がやられ、空港と本土を結ぶ橋が船舶の激突で空港に居た多くの人が取り残されるという異常事態に陥った。今でもその後遺症は残って、空港の運営には何かと支障があるようで、明らかな「時差」があるとはいえ、とにかくお互い無事に帰国出来て嬉しい。
また、MLB初体験の奥さんには大変感激してもらったのにはホッとしており、3人が初日、とりあえず大谷が先発出場してくれたのも、ただ結果として良かったと思う。
この後、「旅行後記」に続きます。