ダルビッシュ投手のポスティングで、交渉の権利を得た球団は、テキサス・レンジャーズ。
2000年代前半こそは、西地区の下位に沈んでいたものの、近年は、2年連続でワールドシリーズに進出するなど、メジャーリーグの屈指の強豪として君臨します。
なんといっても、2011年のワールドシリーズはテキサスのファンにとっては、忘れがたいシリーズになったはずです。
後、アウト1つで初のワールドチャンピン。そこから追いつかれ、延長で、このシリーズ不振だったジョッシュ・ハミルトンの2ランで、今度こそ、というその裏でも追いつかれ、そして、その次の回にサヨナラ負け。カージナルスに第7戦も敗れ、悲願の達成は成りませんでした。
近年、2年連続でワールドシリーズに進出することすら、ほとんどないメジャーリーグで、2年連続でこの舞台に行けたのは、本当の力があったからこそでしょう。
そのレンジャーズを支えるのは、なんといってもメジャー屈指の強力打線です。
イアン・キンズラー、エルビス・アンドラス、マイケル・ヤング、ジョッシュ・ハミルトン・エイドリアン・ベルトレ、ネルソン・クルーズ、マイク・ナポリなど
屈指の強打者が並ぶ打線は、相手投手には脅威です。
そして、投手陣。
2011シーズンはクリフ・リーが抜け、決して前評判は高くなかったはずですが、新人のアレクセイ・オガンド、元広島のコルビー・ルイス、
デレク・ホランド、マット・ハリソンと、駒をそろえます。
来シーズンからは、クローザーの、ネフタリ・フェリスを先発に回すという噂もあります。
中継ぎは、動きがなければ、マイク・アダムス、上原、建山で踏ん張り、クローザーの役割としてジョー・ネイサンが任されるという流れになるのでしょうか。
もし、ダルビッシュ投手の交渉がうまく行き、レンジャーズに入団するようなことがあれば、アメリカンリーグの西地区は、メジャーリーグで一番ホットな地区になる可能性は十分あります。
レンジャーズの永久欠番
26 ジョニー・オーツ (Johnny Oates)
34 ノーラン・ライアン (Nolan Ryan)
42 ジャッキー・ロビンソン (Jackie Robinson)