せっかくメジャーリーグに観戦に行くならサインをもらいたい、そんな夢をいだくファンも多いはずです。 でも、サインをもらうのはなかなか簡単でありません。何もしなくても選手が来てくれるわけではなく、球場によってはその座席のチケットを持ってないとサインスポットに行けないようなこともあり、ある程度、情報と準備が必要です。
サインの基本的なこと
通常、球場の中でサインをもらう場合、試合前の練習中にもらうのがベストとなります。ですがホームチームの打撃練習は球場が開場される前に開始されるのが殆どです。そしてホームチームが打撃練習の後に、ビジターチームの打撃練習になります。
ドジャースタジアムの場合、一番早い球場ゲートのオープンが試合開始の2時間前(2024シーズン)。
最も早く入っても試合開始の2時間前では、ホームチームの打撃練習を終了しています。そうなるとチャンスがあるのは「ビジターチーム」になります。試合前の球場内でサインを貰うとしたら、「ビジターチーム」にターゲットを絞った方が確率は上がります。
「ホームチーム」のドジャースに残されたタイミングは試合直前のウォーミングアップを始めた時でしょう。ですが、どのチームを言えるのはホームチームはタイミング的にもサインを貰うのは難しく、またチームの文化によってサインをするチームとそうでないチームがあり、ドジャースの様な人気選手のいる球団は後者になります。昔はドジャースは試合前のサインのチャンスをファンに均等化するために「サイン用の列」を作るなどを試みた事もありましたが、現在はありませんので、また新たなサービスを期待したいところです。
とにかく選手がフィールドに出て来たら、とにかく積極的に選手の名前と「Can I have your autograph(オートグラフ)?」とか「Autograph Please!」と声を掛けてみましょう!選手の名前に「ミスター」を付けて丁寧にお願いする人もいます。 サインは本当に「運」と「タイミング」ですので、あまり気負わずに大好きな選手・チームと共に時間を過ごしていることを楽しみながらチャレンジしてみて下さい。
球場内でトライする:VIPスタジアムツアー
ドジャースタジアムでドジャースの選手からサインを貰うのは、ハッキリ言って至難の業と言えます。そのような状況の中でも、唯一ドジャースの選手と防護ネットの隔たり無く距離的にも近づけるのは、ドジャースの打撃練習と、ビジターチームの打撃練習をフィールドに降りて見学することができる「VIPスタジアムツアー」です。
基本的にはデーゲームを除いた毎試合前に催行されているツアーですが、お値段は$500~600と高額なツアーとなります。またツアーは催行されるものの、試合日当日のチームの都合によっては打撃練習が行われない場合があり、打撃練習が保証されているものではありませんが、打撃練習が行われればドジャースの選手からサインを貰えるチャンスがあります。
球場内でトライする:ベースラインクラブ
ドジャースタジアムのVIPスタジアムツアー以外でサインを貰える確率が高いのは、ここしかないのでないかという場所の一つ「ベースラインクラブ」。それでも近年は、保護ネットの拡張によりスタジアム内ではなかなかサインをもらうのが難しくなってきました。
ドジャースタジアムの「ベースラインクラブ」は3塁側がセクション27~45、1塁側がセクション26~44、ダグアウトの端から外野のホームランポールまでのフィールド沿いにある座席で「BL」とチケットに記載されているセクションです。
「ベースラインクラブ」はプレミアムカテゴリーの座席で、専用ラウンジへのアクセス(飲食込み)ができ、座席にはテーブルも付いています。ですのでお値段も高いカテゴリーのお座席です。
「ベースラインクラブ」のエリアは、「ベースラインクラブ」のチケットを持っていないと試合前でも入ることはできません。
「ベースラインクラブ」の中にいれば、このエリアの中の移動に関して、球場スタッフはそれほどうるさくありませんので試合前は自由に動けます。
ポイント1
ベースラインの内野側はネットがありますが、セクション26(一塁側)27(3塁側)のネット越し、フィールドに抜けられる扉の隙間に手を通してサインを求めます。
ポイント2
セクション26(一塁側)、27(3塁側)はそれぞれダグアウトの隣にありますが、フィールドに抜けられる扉の前は、”ダグアウトの中”を真横から見ることができます。ダグアウトの中から直結しているので選手にコンタクトできるチャンスがある場所です。当然、セキュリティースタッフが常にいる場所ですが、試合前、試合後は時間切れまではファンがそこに行っても居させてくれます。
ポイント3
ベースラインクラブの外野側はネットが切れるので、このあたりでの可能性を探ります。
ポイント4
またセクション26, 30, 36(1塁側)セクション27, 31, 37(3塁側)の通路にはフィールドに抜ける扉がありますが、そこで選手に声を掛けるファンもいます。
球場内でトライする:ドジャース・ブルペン編
レフトフィールドのHRポール横、フィールドレベル・セクション53と外野パビリオン・セクション301の間にはドジャースのブルペンがあります。多くのドジャースの投手は外野で打撃練習の球拾いが終わると、ブルペン奥にあるロッカールームへの通用口からロッカールームに戻ることが多々ありますので、そのタイミングなどを狙います。サインはダメでもボールを投げてくれることもあります。
球場内でトライする:外野ホームランポール際
他の座席でサインを貰えるチャンスがあるとすれば、レフト側、ライト側のブルペンの隣の座席、ちょうどホームランポールがある付近の1塁側セクション48~52、3塁側セクション49~53は試合前であれば入ることは可能です。
球場の外でトライする
ドジャースタジアムは「球場の構造上」、また「ロサンゼルスという街の治安のあまり良くない土地柄もありセキュリティーが厳しい」ので、入り待ち、出待ちにはあまり向いていない球場の一つです。また伝統的にスター選手が多いドジャースはチームの文化的にもホームゲームでサインを貰える可能性は低いとも言われています。
ですが、サインは本当に「運」次第ですので、ホームとビジターを含めて挑戦してみる場合のスポットになります。
ドジャースの「入り待ち」&「出待ち」
以前はドジャースの選手駐車場の入口や選手の通り道などで多くのサインゲッターがサインを貰うことが出来た時代もありましたが、現在はセキュリティーが厳しくなり選手駐車場入口では「入り待ち」をしているという話が聞かれなくなりました。ですので、近年の「入り待ち」「出待ち」の情報が入り次第に詳しくUPしたいと思います。下の地図の赤丸の部分が選手駐車場になります。
ビジターチームを待つ
ビジターチームは、ライトフィールドのゲートから外に出て右手にある上のマップの「黄色〇」の所にチームバスが駐車されます。
また選手によっては3連戦の1戦目、2戦目など、レンタカーで来る選手や、試合後は家族・友人など出掛けるなど、「青〇」周辺の駐車場に車を停める選手もいるので、ライトフィールドゲート前で待っているサインゲッターもいます。タクシーやウーバーで来る選手はドジャースの選手入口から入ってしまう場合もあるなど、入り待ちに照準を合わせるのは難しそうです。ですが、どちらかと言えばビジター選手がバスに乗る際の出待ちの方がチャンスがあるようです。